ナイトドライブ時の楽しみの一つに “内装のイルミネーション” を挙げることができます。
本来、視認性を高めるためのものであることに他なりませんが、統一感の取れた照明色
の並ぶ計器類の様子は壮観で、否が応にも操縦席での気分は高まります。闇夜を翔ける
航空機のコクピットの様子を収めた写真を見たことがありますが、整然と並ぶ計器類と
統一感の取れたイルミネーションはまさに “芸術の域” だと興奮を覚えました。
ご存知の通りMINIの内装イルミネーションのテーマカラーはオレンジです。
メーター、純正オーディオ、エアコン部、またインナードアノブ背面の間接照明に至る
までオレンジで統一されています。当初、MINIMAXがご提供するメーター用の照明は
このオレンジ色のみの設定で考えておりました。しかしながら、社外オーディオや補助
メーター類の照明に用いられる「グリーン」や「ブルー」などとの統一感から “メーター
をオレンジ以外に光らせたい!” というお声を耳にし、このような潜在需要にお応え
すべくオレンジ以外のイルミネーションカラー設定にも着手しました。
“統一感” を何よりも重視するあまり、当初オレンジ以外の設定にやや気持ちが乗らなかった
のですが、視覚上・デザイン上の、あるいは構造上の制約を徹底的に考察した結果、
「ニードル(指針)と中央下部のディスプレイはオレンジのままにしておくこと」を条件
にすることで、数字やスケール(目盛り)がオレンジ以外であっても統一感は崩れず、
むしろアクセントとしてブルー(グリーン・ホワイトなども含め)が活きてくるのでは
ないか、という結論に達しました。結果は上記画像の通り、オレンジ以外の
イルミネーションが違和感なく溶け込んでいることが解ります。実際、ニードルやディス
プレイを発光させているオレンジのLEDは、直接基盤に組み込まれており、逆にここを
オレンジ以外に発光させるのはかなりの困難を伴います。構造上のハードルを逆手に
とることで、当初の懸念は杞憂に終わる結果となりました。
みなさまはどのようにお感じでしょうか。