9月の当コラムで触れた「燃料計」の処理ですが、上画像は新作「model-501」の
例です(左は純正表示。ちなみにUK仕様の「マイル版」です)。この501ではまず、
“ガソリンスタンドマーク”を廃し、“FUEL”の文字表記とした他、ダミーではあります
が細かなスケールを配置しました。その周囲の台形状の透過光部分に燃料の残量
ランプが現れる仕組みです。先代のような「指針」による表示であれば、気合を
入れたスケーリングが意味を持ちますが、何せR56/R55 Clubmanの純正燃料系は
とても「大雑把な値」を示すのみですのでこのような「飾り」としての目盛りを
配するに止まってしまいます。
しかしながら、ご覧の通り派手な純正の「花火マーク」は消え、過度なアピールを
控えることによりとても品のある燃料計に変身します。二枚の画像はほぼ同じアングルを
トリミングしたもので、決して大きさは変えていません。にもかかわらず、右画像が
小さく見えてしまうのはこの燃料計が「おとなしく」なったからに他なりません。
新作にはそれぞれ確固たる意図を持って燃料計をアレンジしています。
他のモデルについてはまた後日・・・。