2011.03.15(Tue)
1995年1月17日の早朝、名古屋は強い地震に見舞われました。
受験生だった私は、発生当時あの時間にもかかわらず机に向かっていたため、しっかりと大きな揺れを実感できました。
テレビでは「関西地方で大地震発生」を報じ、以後は皆様ご周知の通りです。
先週の金曜、オフィス(名古屋)で感じた長い揺れ。
95年と同じく、離れたところでは想像を絶する事態。
本日、R56系後期型用の「model-801」の試装着と撮影を行なったのですが、作業中も「心ここに在らず」状態で、
いつもよりも何倍も装着作業に時間がかかりました。
「こんなことやっていていいのだろうか」という自問自答の繰り返し。
今日の名古屋は快晴で暖かな気候。本来ならば最高の作業&撮影日和なのですが、楽しむ余裕はありません。
被災地はもちろん、福島の原発周辺地域、電力供給の安定しない地域での経済活動は停止し、派生的に、通常の業務を行なう
ことのできない都心部でも同様に経済活動は停滞しています。電力や鉄道の運行・物流といった「物理的」な要素に起因するもの
に影響を受ける業界から、宣伝・広告・芸能・娯楽などの「同義的側面からの自粛」により計画を延期・中止せざるを得ない業界まで、目下のところ出口が見えない状況です。
いわゆる「平成大不況」によって経済的に疲弊し切った今の日本に追い討ちをかける今回の震災。
不安は募るばかりですがここで歩みを止めるわけにはいきません。「それぞれができること」に全力で取り組むしかないのです。
本来であれば、限られた範囲ながら少なからず影響のあるこのコラムで、被災地や避難されている方々への想いに
言及する必要があるのかもしれません。しかし、MINIMAXを支持して頂く方々の年齢層や職種、社会的立場を考えると、
このような「これからを考えた覚悟」めいたメッセージを送る必要もまた大きいと感じるのです。
MINIMAXのオフィスは、今後発生するであろう東海地震による大きな影響を受けるとされる名古屋市にあります。
被災者の方々の立場を考えると「明日は我が身」の状況でこのような主観論(ある意味では客観論)を述べるのは
複雑な気持ちもあります。
しかし、一人でも多くの人に「がんばろう日本」の気持ちを抱いて頂ければ、
かような戯言にもいくばくかの意義があるのかとも思います。
今回の震災により犠牲になられた多くの方々にお悔やみを申し上げるとともに
被災されたすべての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。