2012.05.26(Sat)
MINIMAXのゲージは、盤面をブラックやアイボリーに変更するだけではなく、
純正のイルミネーション(オレンジ)の光源LEDチップを交換することなく、ブルーやホワイトのイルミネーションに変更ができるという点が最大の特徴です。
「透過光仕様のグラフィックパネル」と、「ブルーやホワイトで発光するELパネル」を組み合わせる手法は実用新案登録済みのMINIMAX独自技術です。
ELパネルは発光性薄膜に電圧を印可することにより発光させるもので、三原色再現性の点で有機ELには及ばないものの多くの電子機器のバックライトとして使用されています。
(よく「MINIMAXさんの有機ELパネルは・・・」という表現をされますが、MINIMAXのゲージは有機ELではありません)
印可する電圧、使用する薄膜により「微妙な色味」を表現できるのですが、MINIMAXでは製品として量産するに当たって「この色!」という決定をせねばなりません。50系用と56系用で、使用しているELパネルに違いがあるため、「50系用のブルー」と「56系用のブルー」では厳密に言えば「違う色」なのです。
画像で紹介しているのは、サンプル製作時に断腸の想いでお蔵入りさせた「キセノン・ホワイト」のELパネルを使用して発光させたものです。「クリスタル・ブルー」という名前にしようかと悩んだことからもお分かりの通り「白でもない、青でもない」という絶妙な色です。
もともとMINIMAXゲージのラインナップである「ホワイト発光」も、厳密には真っ白ではなく「やや青みがかった白」なのですが、この写真のものはそれよりもさらに青みが入っており、「キセノンヘッドライトのような蒼白」が特徴です。
先日、倉庫の整理の際にたまたま発見したこの「お蔵入りカラー」ですが、こうして見るとかなり「いい味」出してます。