2007.05
2007年
5月
22日
火
#0018 ~ model-301 ~
ホワイト盤面のメーター製作依頼は、MINIMAXオープン以来多数頂いておりました。
これまで具現化しなかった(できなかった)理由はいくつかあります。
まず、純正がシルバー盤面であることから、ホワイトメーターに交換した場合に
劇的な変化が望めないこと。この点をクリアすべく、クラシックMINI時代のアイ
ボリー色を再現し、単なるホワイトメーターではなく、クラシカルムードを前面
に出したものを製作して対応しました。
次に、「EL + ホワイトメーター = 盤面発光」というアフターパーツ界の定説が
あったこと。
ご存知の通り、MINIMAXでは照明用光源として「ELバックライトシステム」を
採用している関係から、上記定説に当てはめた場合の答えとしての「盤面発光」を
どうしても採用したくありませんでした。具体的には、文字・数字・目盛り部分が
非発光で、それ以外のホワイト部分がELの青や緑、白で発光する、というスタイル
を採用したくなかったのです。過度な照明は品格(車格)を落としかねません。
ましてやサイズの大きいMINIのセンターメーター。あのサイズのメーターを盤面発光
させてしまうと、室内照明のバランスを完全に失ってしまいます(クロノ用2連メーター
ほどのサイズであれば逆にハマるかと思いますが)。
この問題を解決するために、文字・目盛り部分を透過光仕様にしつつ、
加えてアイボリー盤面に乗せた場合に黒い文字(目盛り)として認識できるよう工夫しました。
苦難を乗り越えて誕生したこのmodel-301。
試作品をセットした車内を覗き込みながらフォトグラファーH氏はニンマリこう呟きました
「これは純正で採用すべきだね」
2007年
5月
11日
金
#0016 ~ 中間報告 ~
新作準備に集中しすぎたために当コラムの更新が滞っておりました。
申し訳ございません。
さて、相当数のオーナー様がお待ちかねの「NAVI/クロノパッケージ用
デュアルメーター」ですが、よやく形が見えてきました。バックライト
用のELパネル部の製図と、現物へのフィッティングも済んでおります。
北米・欧州仕様車へも対応すべく各国の純正部品を準備し、日々それら
と “にらめっこ” 状態でしたがゴールは確実に近づいてきています。
完全なるフィッティングと、完全なるイルミネーションの実現のため、
ここまでの工程は0.01mm単位の作業でした。
あとはこの “キャンバス” にいかなるデザインを描くのか。
製作者自身、楽しんでやっております。
2007年
4月
16日
月
#0017 ~ 温故知新 ~
クラシックMINIをこよなく愛するオーナー様の中には “ホワイトメーター” への拘りが
強い方が多数おられるようです。ニューMINIの場合、純正メーターの盤面はシルバー
ですが、遠目に見るとホワイトメーターに見えなくもありません。
MINIMAXの元々のコンセプトに “メーター交換によってインテリアのイメージを劇的に
変える” という発想があります。とりわけ、ブラック盤面への交換による効果は過去に
幾度となく言及してきました。ホワイト(といっても「アイボリー」に近い)盤面は、
それはそれで実に趣深く、ややグレーがかったフォント・スケールと相まって “大人の”
ムードを醸し出しています。
古き良き時代のホワイトメーターをニューMINIで再現してみたらどうなるか・・・。